尾瀬国立公園
尾瀬は活火山である燧ケ岳の噴火活動によってできた湿原であり、ミズバショウやミズゴケなど湿原特有の貴重な植物群落が見られる。ほぼ全域が国立公園特別保護地域および特別天然記念物に指定されており、歩道以外への立ち入りが厳しく制限され、ごみ持ち帰り運動の発祥地であるなど、日本の自然・環境保護運動の象徴でもある。
一般的に尾瀬とは、『尾瀬ヶ原』のほか、『尾瀬沼』や『至仏山』、『燧ヶ岳』等が含まれる国立公園特別保護地域を指すが、広義には、国道401号片品川沿いの登山口駐車場を『尾瀬駐車場』と呼んだり、その近隣のスキー場を『スノーパーク尾瀬戸倉』と呼ぶなど、登山口周辺地域を尾瀬と呼ぶこともあり、『大清水』や『御池』なども尾瀬と云うことがある。
丸沼・白根
白根山の溶岩によりせき止められた湖。直径が600メートルの楕円形の小湖でしたが、昭和5年、下流の大尻池との間に東京電力のダムが造られ、水位が28メートル上昇したので、南北1.2キロ、東西500メートル、面積0.45Fと広くなりました。満水時の標高は、1,428メートル、水深50メートルとなります。
湖畔は白樺やブナ林の原生林で覆われ、静寂に包まれた湖面は神秘的です。北岸には単純泉の丸沼温泉があり、胃腸病や婦人病に効きます。
幸田露伴の「対髑髏」はここが題材です。一軒宿の環湖荘は昭和8年の開業で、4月下旬から11月中旬まで営業しており、避暑地として人気が高く、新緑や紅葉もとてもきれいです。また、ニジマスやブラウンマスが放流され、ルアーやフライフィッシングのメッカにもなっています。12月下旬から4月中旬までは凍結します。